伊豆の国市では、2009年から2016年まで、計8回の「韮山竹灯籠まつり」が開催されていました。放置竹林対策の副産物としてスタートした竹灯籠まつりでしたが、高齢化等の理由で6年間の中止状態が続きました。
「韮山竹灯籠まつり」を開催することで、地域の邪魔者だった放置竹林が、魅力的な竹灯籠としてうまれ変わり、多くの人々の感動につながりました。竹灯籠まつりには、2日間で数千人が訪れ、竹灯りを体感しました。同時に、放置竹林の問題と竹の新たな活用という両面について、多くの人に知ってもらう機会となりました。
放置竹林の整備及び竹灯籠イベントは、県外のNPO団体と地元の有志が中心となり実施していましたが、高齢化等の理由により、竹林整備とイベント実施の継続が困難となってきました。
そこで、『江川邸竹灯り実行委員会』を発足し、国の重要文化財施設・江川邸内において「灯そう2022江川邸の庭へ」という新たな内容(ジュニア世代からシニア世代までを含めた)によりスタートを計画しました。
放置竹林対策を通じて、新たな観光・文化・教育的な資源として活かし、2022年からの「竹灯籠イベント」が、既存のNPO団体・高校生・市民ボランティアなどとの協働イベントとして持続可能な、また地域から愛され多くの人に喜んでもらえるイベントを企画していきたいと考えています。
今回の竹灯りイベントには、地元の高校生が初期段階から参画し、柔軟で新しいアイデアと若い力が期待されます。竹林整備、竹の活用、イベントの運営等を通じ、さまざまな団体や多世代の交流が生まれ、多世代間の交流による智恵や技術の継承とともに、おもしろい化学反応が生まれるかもしれません。
伊豆の国市の偉人江川英龍公が先駆したSDGsは、正に現代を先取りした卓越した先見性とその功績を知ることが出来ます。
江川邸内にある「韮山竹」はかの茶人千利休が豊臣秀吉が韮山城を攻略するときに同行し、お茶を点てた時に花器として茶花を生けた有名な竹があります。そして千利休の生誕500年という記念の年でもあります。
また、韮山高校も来年は開校150周年の記念の年です。
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